「牛一頭」が当たったらどうしますか?そんな夢のような話が、毎年2月に開催される「黒島牛まつり」なら現実にあります。黒島といえば石垣島から船で約30分の島で、人口約220人に対し牛約3000頭いるとも言われる「牛の島」。牛まつりでは美味しい牛料理がいただけるのはもちろんのこと、牛との綱引き対決、牧草ロール転がし競争など、まさに牛づくし。そして牛一頭が当たる抽選会。2月の沖縄旅行は黒島へ行くしかない!
黒島牛まつりには「島民100倍以上」の来島者
毎年2月の最終日曜日頃に開催される「黒島牛まつり」。その日だけで島民の100倍以上もの人が島に訪れる、人気のイベントです。さらに黒島牛まつり当日には、通常1日5往復の船が、1日10往復前後に増発。黒島牛まつり専用のフェリーチケットもあり、「牛一頭」が当たる抽選券が付いています。黒島牛まつりが開催される場所は、黒島港からわずか徒歩約3分の「黒島多目的広場」。島に着くやいなや、黒島牛まつりの雰囲気を味わえます。
確率「1/2000」牛一頭当たったらどうする?
黒島牛まつり会場は入場無料。抽選券が付いていない通常のフェリーチケットで島へ来ても、牛まつりには参加できます。そして会場入口には、牛一頭が当たる「夢の牛抽選券投入口」なるものが!?抽選は黒島牛まつりの最後に行われます。
夢の牛一頭が当たる抽選会は、黒島牛まつり専用フェリーチケット購入者のみが対象。当選確率は「1/2000」前後です。ちなみに牛一頭、本当に当たったらどうするのでしょう?そのまま一緒に連れて帰る?それも可能ですが、ほとんどの人はその場で業者に買い取ってもらうそうです。中には実際に連れて帰り、美味しくいただいた強者もいたとか!?
美味しい「牛グルメ」が勢揃い!
黒島牛まつり会場は、大きな広場を取り囲むように、牛グルメのお店が並んでいます。しかも黒島の牛はブランドの「石垣牛」。絶品必至の牛グルメばかりです。また黒島牛まつり専用フェリーチケットには、これらのグルメの中から引き替えできる食事券付き(1品)。
・牛カットステーキ
・牛もも焼き
・牛汁
・牛そば
・牛丼
・牛肉コロッケ
・牛メンチカツ
など
黒島牛まつりの牛グルメの中で、最も人気なのが「牛カットステーキ」と「牛もも焼き」。牛まつり開始とともに長蛇の列ができ、早い時間には売り切れてしまいます。
また牛肉がいっぱい入った「牛汁」もおすすめ。通常サイズと小サイズがありますが、小でもボリューム満点。牛汁は半分以上が牛肉で、コスパの高い牛グルメです。
みんなで楽しむ「黒島牛まつり」
黒島牛まつり会場にはイスやテーブルは無く、基本的に立ち食いか、広場にレジャーシートを敷いて座ります。そしてその広場では、様々な牛に関係するイベントが開催。中でも「牧草ロール転がし」は見ているだけでも楽しめます。基本的には大玉転がしの牧草ロール版ですが、注目はゴール付近にいる謎の人の乱入。その邪魔っぷりで会場は大爆笑です。
また黒島牛まつりでは、実際に牛と触れあうこともできる催しもあり、中でも牛との綱引き対決は注目。牛一頭に対し、5人前後の人間でガチな綱引きを行います。その結果は言うまでもありませんが、牛の圧勝。人が引きずられる姿で、会場内は盛り上がります。
黒島牛まつり会場の広場では、他にも民芸ショーからライブなどが行われ、朝から夕方まで大盛り上がり。さらに広場の隣にはサブ会場もあり、そこでは牛の削蹄(爪切り)が実演されたり、ミニミニ動物園があってそこにはあの「夢の牛」もいます。また牧草ロールペイントアートもあって、広場とは違った楽しみ方ができます。
牛まつり以外でも無問題!牛三昧の黒島
もちろん黒島牛まつりが行われていない日でも、リアルな牛を島の各地で望むことができます。以前は牧場から逃亡した牛が、何気ない道を歩いてることもありましたが、最近はきちんと管理されているようです。
さらに黒島には牛をモチーフしたものがいろいろあります。中でも牛の形をしたベンチは注目。触れあうことができる牛オブジェです。さらに「隠れ牛」なる存在も黒島各地にありますので、黒島牛まつりが開催されていない時でも楽しめます。
また黒島への船が発着する黒島港「黒島旅客ターミナル」には、黒島らしい牛グッズが満載の売店「まちや」があります。ただし売店は船が発着する時間に合わせてのみの開店なので、お帰りの際は早めに港へ行って黒島土産を手に入れましょう。
毎年2月の最終日曜日は「黒島牛まつり」。夢の「牛一頭」当選を目指して、2月の沖縄旅行は黒島へ行きましょう!
黒島牛まつり まとめ
<黒島牛まつりの基本情報>住所:沖縄県八重山郡竹富町黒島353-1 黒島多目的広場
電話番号:0980-85-4129(黒島牛まつり実行委員会/黒島肉用牛生産組合)
アクセス:黒島港から徒歩約3分(石垣島から黒島まで船で約30分)
開催日:毎年2月の最終日曜日頃
入場料:無料(石垣島からの船代は各自負担)
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