
バーチャル沖縄旅行「新城島編」

名前は「新城島」だけど、新城島という島はありません。上地島と下地島の2つを合わせて「新城島」と呼ぶ不思議な島。西表島と黒島の間にあります。

新城島には定期便が無く、島へ行くにはツアー限定。さらにツアーでも島民主催のものじゃないと島内には入れません。その理由は「神の島」とも呼ばれる神聖な島だから。

定住者は基本的におらず、他の島に住みつつ定期的に島に戻ってくるらしい。でも住民票は新城島に残しているので無人島ではありません。集落も綺麗な状態です。

集落南にあるクイヌパナ。港を一望できる番所的位置づけ。「クイ」は現地名で「パナ」は先端の意味らしい。

クイヌパナからの景色。島唯一の港が一望できます。港脇でも泳げるほど、透明度抜群です。

集落北にあるタカニク。こちらは展望台ではなく、烽火をあげて離島間の連絡を取っていた「火番盛」。黒島のプズマリ、波照間島のコート盛に類するものです。

タカニクからの景色。展望では無いものの、火番盛だけあって高台からの景色は良い感じ。雄大な西表島の島影を望むことができます。

集落があるのが北側の上地島。その南側には島全体が牧場の下地島があります。この2つの島は条件が揃うと歩いて渡ることもできるらしい。

集落や港近くのビーチではシュノーケリングが楽しめます。上陸できない新城島ツアーでもシュノーケリングなら楽しめます。

沖縄の離島の中でも最も生き生きしたサンゴが望める新城島。定期便が無いが故かもしれません。潮が引くとサンゴ礁が海から顔を出します。

海の中はまさに「サンゴの森」。もはやここまで豊かな珊瑚礁が望める場所は、沖縄でも新城島だけかもしれません。

上陸ツアーはビーチエントリーで豊かなサンゴ礁を楽しめます。上陸できないツアーでもボートエントリーになりますが、豊かなサンゴ礁を楽しめます。でもやっぱり上陸ツアーの方がいろいろ楽しめるのでおすすめです。