バーチャル富士登山
利尻富士/利尻山編
利尻富士/利尻山編
日本最北、最果ての富士山こと「利尻富士」。正式には「利尻山」。利尻島の中央に君臨する標高1721mの単独峰。休火山のようですが実際は富士山同様の活火山らしい。

<実際の登山GPSマップ(衛星画像提供元:GoogleEarth)>
利尻山には主たる登山道が2つ有り、今回はその2つを縦走。登りは穴場の「沓形ルート」で、下りはメジャーな「鴛泊ルート」。

沓形ルート登山口。5合目の「見返台園地」。穴場の登山口ですが、意外にも施設は綺麗。

沓形ルート登山口。さすがに登山する人は少ないのか、登山口は小さめ。標高430m。

沓形ルートは人1人が通れる程度の登山道。6合目の手前にあるのが「五葉の坂」。振り返ると利尻島西岸が望めます。

沓形ルート6合目。このあたりが森林(樹木)限界とのこと。

6合目のあとにある見晴台。海の向こうに礼文島が望めます。

7合目手前の避難小屋。富士山のような山小屋ではありません。

山頂が見えるがあれが利尻山の頂上ではありません。沓形ルートは複数の山の尾根を縦走します。

沓形ルート7合目。高山植物が望めます。

森林限界を過ぎているので樹木がなく、景色が開ける場所が多い。

7合目と8合目の間にある「礼文岩」。まさに礼文島を望める場所にあります。

最初の尾根コース。これから先は尾根縦走がメイン。

「狛犬の坂」到達。尾根コースは平坦な登山道と急な坂道が何度も繰り返されます。

「夜明しの坂」到達。8合目まであと少しです。

8合目まであと少しのはずも、尾根ルートがかなり激しい。さらに濃霧発生。

真夏なのに残雪発見。標高1000mでの残雪にビックリ。

山頂が見えないので、登山道が見えてもどこまで続くか分からずやや不安。

8合目に至る前に難所。ガレ場を下ります。

ガレ場を抜けると再び尾根コースへ。緑が深くなってきます。

沓形ルート8合目到着。登山口からもう7.9kmも進んでいました。頂上までたったの2.0kmも…

初めて他の登山者を発見。ちょっと嬉しくなって急ぎ足w

利尻山頂上の一歩手前の「三眺山」へ。その頂上へ向かう「馬の背」。

馬の背のガレ場を抜けると、最後は階段で「三眺山」山頂へ。

「三眺山」の頂上。標高1461m。利尻山頂上は標高1721m。頂上までたったの標高差260mも…

三眺山からは鴛泊ルート合流まで、ひたすら尾根と斜面トラバース。超難所だらけ。

最初の難所「背負子投げの難所」。名前が強烈。登山ルートですがガレ場の下り。チェーンがあるので下りるのは大変ではなかったです。

「背負子投げの難所」を下りきったところ。下り(登山時)より上り(下山時)が大変そう。

鴛泊ルート合流まで、登山道のすぐ脇が崖なのでかなり怖い。

ガレ場はすぐ脇が崖。緑もないので視覚的にも怖い。でも他の登山者が見えていてちょっと安心。

またしても怪しい名前の難所「親不知子不知」。ガレ場斜面のトラバースです。

かなりのレベルの傾斜をトラバース。実は足を取られて2mほど滑落。安全ロープがなかったら危なかった…

親不知子不知を越えて、無事に鴛泊ルートに合流。初めてまともな階段の登山道。

鴛泊ルートと合流したので登山者増加。既に9合目を越えていて、残るは山頂の尾根コースのみ。

かなり傾斜がキツい部分もありますが、沓形ルートに比べれば登山道が広くて楽々。利尻山頂上まであと少し。

ついに利尻山頂上!北峰の標高1719m地点。実は本当の最高地点は南峰の1721m。

利尻富士頂上では何故かワッフル。セイコーマート(北海道ローカルコンビニ)で仕入れました。

利尻山頂上から西に望めるローソク岩。本来なら三眺山からも望めたらしいです(濃霧で望めず)。

下山は登山者が多い鴛泊ルート。人の流れがあるので少し安心。

頂上近くなのに鴛泊ルートはこんなに緑豊かでビックリ!

鴛泊ルート9合目。トイレのような施設ですが違います。携帯トイレを使う施設。利尻山登山は携帯トイレの携帯義務有り(登山前に地元の人にチェックされましたw)

鴛泊ルートには階段が多く安心して下山できます。沓形のように滑落の心配は少なめ。

沓形ルートとは違って鴛泊ルートは登山者が多い。避難小屋脇に人がいっぱい居て驚き(沓形ルートは合流までの間に4人ぐらい)。

鴛泊ルートは勾配が緩やかで下山も楽々。それ故に登山者も多いようです。

鴛泊ルート8合目の「長官山」。本来なら絶景ポイントも濃霧でした。

鴛泊ルート標高1120mの「第二見晴台」も濃霧で見晴らし無しw

鴛泊ルート7合目の「胸突き八丁」。「八丁」は頂上付近の八丁(約872m)で「胸突き」は胸を突かれたように苦しくなること。下山だと無縁w

下山とともに濃霧も晴れてきて、景色が望めてきます。

鴛泊ルートにはこんな感じで開けた場所が多い。絶景ポイントもまだ濃霧。鴛泊ルート6.5合目…ではなく6.5合目のトイレブースまでの表示でした。

鴛泊ルート6合目の「第一見晴台」。第二同様に濃霧で見晴らしゼロw

皮肉にも第一見晴台から少し下山した後に濃霧が晴れてきた。

鴛泊ルート5合目到着。でも鴛泊ルートは5合目が終点ではない。「雷鳥の道標」とは登山道を作った頃に雷鳥が先導したという伝説によるもの。

5合目下からの光景。礼文島がまさに一望。絶景なり。

鴛泊ルートの4合目は森林限界下なので、久しぶりの樹木。まさに「野鳥の森」の雰囲気。標高390m。沓形登山口の標高430mより下へ。

姫沼分岐(ポン山分岐)手前の「乙女橋」。でも見た目は乙女じゃなく、どっちかというと力強い橋w

鴛泊ルート3合目。ここからトラバースすると鴛泊登山口の「北麓野営場」。でも今回はこのまま下山。

3合目から下は旧登山道「甘露泉ハイキングコース」。吾妻屋もあって登山というよりハイキング。

先に森が切れるポイント。ゴールまであと少し?

ついにゴール?久しぶりの舗装路です。「甘露泉ハイキングコース」入口。しかし下山は続く。

鴛泊市街へ向かって下る道。まっすぐで爽快。利尻山はトレイルランニングできませんので(登山道を荒らすので不可)、初めてトレラン。

個人的ゴールの「利尻富士温泉」到着!私の登山の基本は「温泉ゴール」w

露天風呂で疲れを癒やす。宿泊場所はもう少し坂を下った先の市街地。送迎もあるものの自力で最後まで移動。

これが北から見た利尻山全景。独立峰でまさに「利尻富士」。写真右(沓形)から登って写真左(鴛泊)から下山。確かに右(沓形)の方がハード。でも縦走登山は複数の登山コースを体験できるので楽しい。ちなみにこの光景は、縦走登山翌日に自転車で島一周した際のもの。島外周は約60kmでアップダウンはそれほどでもなく、半日あれば自転車でも回れますよ(登山は丸1日)。

(引用:Google画像検索・画像直リンク)