
バーチャル沖縄旅行「北大東島編」

南北の大東島ともに、やっぱり「クレーン」のインパクトが一番強い。常に荒波で船は接岸できず、人も車もクレーンで上陸。こんな光景、大東島でしか望めません。

飛行機で島へ行っても、船が島にいる時間なら「体験クレーン」も可能。さらに北大東島なら、港周辺に見所多し!

港周辺と言うより、港からも見えるのが「燐鉱石貯蔵庫跡」。基本“廃墟”ですが、それがかなり芸術的。古き良き建築物がいい具合に崩壊しています。絵になる。

燐鉱石貯蔵庫跡の向かいにある「乾燥工場跡」は赤煉瓦の廃墟でさらに芸術的。特に奥の倒れた塔は、緑と赤のコントラストが絵になる。廃墟マニアにはたまりません。

さらに集落入口にも綺麗な廃墟あり。さらに廃墟群の一部はリアルに使っているものもある。それほど廃墟だけどしっかりした造りになっている北大東島の建物なのでした。

廃墟群の先に集落あるも、島巡りをするなら集落に入らず周回道路へ。北大東島は崖に囲まれた島ですが、その崖上には海を望める周回道路あり。潮風を感じながら移動可能。

クレーンがない時代は、崖を切り開いた「上陸港跡」から島へ上陸した模様。史跡として今も残っています。現在の港からも近い場所にあります。

実は小型船も、通常は陸揚げされていて、使う時だけクレーンで海に下ろします。さすがに手間なので、造ったのが堀込漁港/待避港。現在の土木技術で可能になりました。

港がある西岸から島南部をぐるりと半周して東岸へ。北大東島の海岸線にはカルストの岩が多く、その造形もまた芸術的。動物のように見える岩もあるかも。

実は北大東島、沖縄最東端の島。その中でも島東岸には「沖縄最東端之碑」なるものもある。その先にはもう沖縄の島はありません。

最東端の碑がある場所には、北大東島で唯一海に入れる「沖縄海」あり。岩場をくりぬいて造られたプール。干潮時を狙って行きましょう(満潮時は波が入って危険)。

港は島の西側、空港は島の東側にあります。沖縄海のすぐ近く。でもターミナルは沖縄海とは滑走路の反対側なので、沖縄海からだと滑走路を丸々半周しないと行けません。

そもそも沖縄海で外周道路は行き止まり。空港ターミナル側へ行かないと一周はできません。島北部もぐるりと回る周回道路あり。こちらも海が望める爽快な道です。

北大東島の北側には、なにやら白い大きな壁あり。勝手に「白いピラミッド」と命名。実は単なる護岸整備の一部。上まで行ける階段があるも、登っても何もありません。

外周道路は島外側の高台。その内側は低くなっていて、島は盆地のような形状。内陸には集落があり、大きな池もあります。外側とは違った雰囲気。ギャップが面白い。

島には宿泊施設は2つだけ。民宿とペンション。どちらも港に近い集落入口の高台にあります。民宿は離島らしいも、ペンションはややバブリー。近くにある廃墟とギャップが凄い。

大東島グルメと言えば「大東寿司」。北大東島だとバブリーなペンションの食堂でいただけます。ビジターもOK。また内陸には農協系のスーパーがあり、そこでも大東寿司販売。さらに居酒屋などの飲食店もあるので、そこでもいただけるかも。那覇空港でも空弁で買えますが…