
バーチャル沖縄/奄美旅行「与路島編」

奄美大島の古仁屋から“定期船せとなみ”で、請島の2つの港を経由した先にある「与路島」。加計呂麻島をぐるりと半周しますので、少し長めの船旅になる(1時間40分)。

与路島への船は毎日出ていますが、古仁屋から日帰りできるのは「日曜限定」。でも島には宿が数軒ありますので、泊まりで行けば何時でも行けます。

与路島には集落1つだけ。離島らしい雰囲気の集落で、中でも港近くの石畳の道はいい雰囲気。サンゴの石垣も南国らしくていい感じ。

与路集落には宿が数軒あり、商店や郵便局もあります。学校や診療所もあるので町としても完結。集落の道にはなにやら棒が立てかけてありますが、これはハブ対策の用心棒。

集落の奥にはなにやらウッドデッキの遊歩道あり。ここは「サガリバナ並木」がある場所で、夏の夜にはライトアップもされるとのこと。もちろん望めるのは島宿泊者限定。

与路集落は平地ですが、集落から離れるとどこも山道。まずは島中央へ上る坂。その頂上には分岐点。集落からまっすぐ「高原海岸」、右「砲台跡」と何故か「ノエビア」。

分岐点のちょっと先には、高原海岸を一望できる場所あり。かなりの高さです。なんと標高115m。集落から約1.5kmでこの高さはかなりの急勾配。さらに…

分岐点から高原海岸までは約1km。さらに急勾配ということ。行きはよいよい帰りは怖い道のり。でも高原海岸から見る水平線には邪魔するものなし。心地いい景色です。

ビーチもありますが岩場が多い高原海岸。基本的には“見る”ないし“釣り”をする海。桟橋から見る海の透明度は抜群。泳いでいる魚まで望めます。

猛烈な坂を上り分岐点に戻る。今度は砲台跡とノエビア側へ。高台の尾根の道をしばらく移動すると、そこには分かれ道。左「ノエビア」、右「砲台跡」。

まずは無難な「砲台跡」へ。しかし舗装路は途中まで。その先は道無き悪路。案内もなし。初めて行ったときは砲台跡まで行けたものの、その後は一度もたどり着けず。難所。

分かれ道に戻って「ノエビア」へ。しかし行けど行けど何も無い。あったのはトロッコとレールのみ(2ヶ所)。

高台から下を望むと、麓になにやら施設発見。そう、それがノエビア。化粧品でお馴染みのノエビアの「与路島海洋センター」とのこと。まさかあのトロッコで往復?謎です。

実はノエビアは集落内にも別の施設あり。「与路グリーンハウス」で、“ノエビア海の子留学制度”なるものを行っている寮施設。過疎に悩む与路島の支援もしています。

与路島巡りは島の北半分が基本。南半分に足を踏み入れる機会は少なし。集落南には島南部の「大縄3.2km」なる案内あるも…

大縄を目指すも猛烈な坂道。舗装路もすぐに未舗装の悪路になる。途中の景色が開ける場所で、かなりの高台なのかがわかる。結局どこにもたどり着けずに戻るはめに!?

実は与路島で最も綺麗なビーチがあるのはなんと港の正面。船着き場からも見える砂浜は、埠頭の先の岩場を超えれば気軽に行ける。船待ちの時間にちょうどいい場所。

さらに与路港の防波堤には、アートも楽しめます。離島の港で防波堤アートは多いも、立体的なものは珍しい。実は与路島、集落も含めて港周辺が最も楽しい。あの猛烈な坂道はあまりおすすめできないかも?そもそも与路島にはレンタサイクルやバイク無し。フェリーも載せることはできても島の人郵船。日帰りできる日曜日で島に滞在できる時間は「3時間20分」。港周辺と高原海岸のみが現実的w